美術の著作物等の原作品の所有者による展示(第45条)

著作権法第45条は、美術品の著作物若しくは写真の著作物の原作品の所有者に対して公に展示を認めるものです。

原作品を所有しているにも関わらず、展示する場合にはその都度、著作者の許可を得なくてはならないとすると不便であり、また原作品を所有する人間からすれば自分の所有物の展示をして何が悪いという感覚もあると思います。よって45条2項に定める場合を除き展示を認めているわけです。

条文を見ていくと、45条1項では「美術の著作物若しくは写真の著作物の原作品の所有者又はその同意を得た者は、これらの著作物をその原作品により公に展示することができる」旨が規定されています。つまり、所有者だけでなく、所有者の同意を得ている者も原作品により公に展示することができます。

45条2項では、「前項の規定は、美術の著作物の原作品を街路、公園その他一般公衆に開放されている屋外の場所又は建造物の外壁その他一般公衆の見やすい屋外の場所に恒常的に設置する場合には、適用しない。」が規定されており、このような場所に設置する場合は著作権者に許可を得る必要があります。

これは公園等の公衆に広く開放されているような場所に恒常的に設置されてしまうと、46条に規定するようにかなり広範囲での自由利用が可能となってしまい、著作権者にとって不利益が生じるにはあきらかなので、このような場合は許可が必要となっています。

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